身体の歪み《睡眠の姿勢編》【2】
前回、日常の癖のお話をさせていただきましたが、歪みの原因の多くは日常の癖からですので、
ご自分の姿勢や動き方に意識を持たれると、意外に色々な気付きがあるのです。
実は、身体を変えるには、まず“気付く”がとても大事なのです。
今回は、美尻になるための睡眠時の姿勢について考えてみましょう。
おやすみになられる時の姿勢を意識されたことはありますか?
無意識にしているラクな姿勢が、カラダにとって良いとは限りません。
この姿勢、かつて私が腰痛を起こしていた頃に、よくしていた姿勢です。
妊婦の時に、こうやって寝るとラクですよって教えてもらった記憶があり、それ以来の癖でした。
※写真を撮る都合上、右側を下にしています。足のポジションをご覧ください。
こんな姿勢で寝てみえたら要注意です。
なんと、この姿勢、骨盤が歪んでしまうのです。
骨盤の左側と骨盤の右側の位置が前後にズレてしまうんですね。
これが、立った時の骨盤にも同じ現象が起こってきます。
この場合ですと、左腰が前に出て、カラダが右側にひねられている状態になってしまいます。
さらに、人間の体は優秀ですので、そのねじれを修正するため、
カラダのどこかで逆ひねりを起こしているケースも少なくありません。
それがわかってから、このような足の置き方に変えるようになりました。
膝を揃えた状態にします。
これだけで、骨盤は歪みにくくなります。
ボールや小さめの枕を膝に挟んだ方が安定してラクだったりします。
慣れなくてやりにくくても、良いポジションに身体を慣れさせることが大切です。
これが癖の改善、もしくは、良い癖を身につけることになります。
美尻になるためには、お尻の筋肉を使えるようにしたいのです。
骨盤は歪ませないように気を付けたいですね。
ちなみに一番のお奨めは、仰向け寝です。
「仰向けで寝ると腰が痛い」方に対しましては、横向きにするのは一時的な対処法であって、
仰向けでも腰が痛くない状態に身体を改善することをお奨め致します。
美尻になるために、骨盤回りの筋力も柔軟性もバランスを良くしましょう!